Spanking Old Books
抜粋


【ドリ−モ−トンの想い出】   ユ−グ・ルベル著 生田文夫・訳 富士見ロマン文庫 昭和55年発行
−少女時代の屈辱的体験−


わたしの名前はドリ−モ−トン。二十六になったばかりで、生まれはフィラデルィア、
父はそこで銀行員をしていました。母はわたしが二歳のときに亡くなりましたので、母親のことはなにひとつ覚えてはいません。父の俸給は微々たるものでした。しかし、わたしにはゆくゆくは学校の教師として生計の道を立てさせたいという考えがあって、資力の許す範囲でできるだけの教育を受けさせてくれました。父は厳格で、無口な、よそよそしい気質の人でしたが、いま思えば、彼は彼なりにわたしを愛してくれていたのかも知れません。けれど、やさしい素振りひとつ示してくれるわけでなし、四六時中、厳しい躾けの目をわたしの上に光らせておりました。

わたしがなにか過ちでもしでかそうものなら、彼は必ずわたし
のからだを自分の膝の上にうつぶせに抑えつけ、スカ−トをまくり上げ、ズロ−スを引きずりおろすと、幅広の革紐でいやというほどお尻を折檻するのでした。わたしはふっくらとした柔肌の娘でしたから、その痛さといったら堪りません。黄色い悲鳴を張り上げ、足をばたつかせて赦しを乞うのですが−でも聞き入れられた例はなく、わたしの哀れな小さいお尻が火のように赤くなり、泣き叫ぶ声も嗄れるまで、平然として父は打擲を続けるのでした。
そんな折檻が終った後のわたしは、震える指先でズロ
−スのボタンを掛けると、ヒリヒリ疼くお尻を抱え、泣きじゃくりながら、以前はわたしの乳母だった年老いた下女のもとへ逃げていったものです。すると彼女はわたしに同情し、お尻の痛みが消え去るまで優しく慰めてくれるのでした。

    (中略)

  そんなわけで、これといった出来事もないままに、ひっそりとわたしの少女時代は過ぎていき、やがて十八の春を迎えました。
背丈は五フィ−ト四インチまで伸びて、体
も充分にふくらみを帯び、外見はもう一人前の女でした。単調な自由のきかない生活に苛立ちを覚え、我をはって言いつけに背くことも時にはありました。でも、そのつど痛い目に合わされるだけでした。
父はいまだにわたしを子供扱いして、わたしが逆
らうたびに膝の上に俯せに抑えつけ、いやというほどお尻を折檻したからです。しかも、二十になるまではよからぬ振舞いがあるごとに、仕置を続けるつもりであるといって嚇すのです。わたしぐらいの年頃の少女にとって、こんなことはたださえ屈辱的なところへもってきて、とりわけわたしの場合はすでにロマンチックな気分に浸り、恋人を夢に描くようになっていただけになおさらのことでした。


原文


【南北戦争】   ユ−グ・ルベル著  南悦夫・訳 現代文化社 昭和32年発行
−少女時代の屈辱的体験−(ドリ−モ−トンの想い出と同じ小説で年代、訳者が異なる) 

そんな平凡な明け暮れのうちに、私は十八の年を迎えました。身長は五フィ−ト四インチになり、肉附も良く、見掛けだけは私も一かどの女となつたわけです。私は単調で厳格な生活に嫌気がさし、しばしば我が儘から父の言うことにさからいましたか、父はまだ私を子供扱いにして、私が言うことを聞かない時には、彼の膝の上に載せて私のお臀をたたくばかりでなく、私が二十になるまではいつでも叩くからと申し渡されたものです。これは私の年頃の娘にとつては随分ひどく屈辱的なことでした。ことにいささかロマンチツクになり、男友達の一人でも持ちたい気持でいた私にとつては、一層堪えられない辱めだつたのです。


原文

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I am eighteen years old, but father still treats me as a small child.

Father spanks me severely over his knee if I do a bad thing.

And that he will spank me until I become twenty years old.




【わが愛しの妖精フランク】 ユ−グ・ルベル著 中村康治・訳 富士見ロマン文庫  昭和55年発行
  −フランクの成長期−


こうして、わたしたちの生活にはさしたる変化もないままに、数か月が過ぎ、フランクも十七歳半ばになった。フランクは背も五フィート五インチまでに伸び、彼女は以前にも増していっそう愛らしくなり、体もよく発達していた。彼女の下半身についてはよく知ってはいたが、上半身のほうはまだ見ていない。今では十分に大きくなっているので、フランクはいつも長い上着を着た。非常にハンサムな青年に見えるので、メイドが「ミスター・フランシス」を、うっとりと見惚れているのに、たびたび気づいた。

フランク自らが自分の性別を明かしてくれるまで待つという決心は変わらなかったので、わたしはフランクを若者として扱った。
わたしはフランクが好きだ。フランクもわたしを愛していることがはっきりとわかった。それは無意識のうちの、微妙に女らしさのともなった愛情の表現にあらわれていた。
仕事の都合で、わたしはたびたび家を明けることがあり、ときにはそれが一か月にもおよんだが、フランクはいちどもわたしといっしょに出かけたいとはいわなかった。おそらく、少しでも自分の正体がばれるようなことはしたくないからだろう。
フランクはよく本を読んだし、教養の面でも同じ年ごろのどの娘よりも秀れているだろう。すでに、フランクに勉強を教えるのはやめていたが、しつけのほうはきびしくした。
間違いをおかせば、膝の上にのせて、平手打ちで罰を与えた。たまにだが、フランクはわがままになった。そんなときに、彼女のズボンをおろし、豊かに膨らんだお尻を平手で打ったが、それはわたしに無上の歓びをもたらした。ひどくは打たなかったが、それでも白い肌が赤く染まり、痛くて目に涙が溢れるほどに強くは打った。フランクはわたしの硬直したプリックの上で体をよじらせた。その摩擦がわたしに無上の快感を与えた。
フランクは大きくはなっていたが、わたしが彼女を膝にのせても、ぜんぜんさからわなかった。罰を気にしている様子は見られなかった。
それどころか、わたしが彼女を打つのが好きだということを、女のすばやい本能で察知しているようだ。実際、ときには打たせるために、わがままに振舞ったと思われるふしがあった。しかし、十七、八にもなる若者が、子どものようにお尻を打たせるような真似はしないということに考えが至らないようだった。

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−フランシスとマ−ティンの会話−

「すばらしいお尻ね、みごとに盛り上がって、しこしこしてる。わたしのお尻も大きいと思ったけど、あなたのほうがもっと立派だわ」

フランシスは目を異様に輝かせていった。ミス・マ−ティンは嬉しそうに笑った。

「あなたは子供のころ、お尻を打たれたことがある?」フランシスがとつぜん、さりげなく聞いた。

「ええ、しょっちゅう」

「まあ、ほんとう?」

フランシスはいかにも驚いたようにいった。

「寄宿学校で?」

「わたしは寄宿学校に行ったことがないんです。いつも、家で樺の枝鞭で打たれたわ。わたしは母が早くなくなり、父に育てられました」

 そういって、ミス・マ−ティンは子供のときの鞭打ちの経験を話しはじめたのだった。

 わたしはカ−テンの陰で、フランシスとミス・マ−ティンの会話を興味深く聞いていた。

ミス・マ−ティンは十歳のときに母を亡くし、父親に育てられたようであった。その父親はきわめて厳格で、少しでも悪いことをしたり、勉強を怠けると、お尻を裸にされて、樺の鞭でひどく打たれたものだった。

「十七歳までそれは続き、ときには父は血が出るほど、わたしを打ちました。でも、わたしは我慢強く、ほとんどどんな場合も泣きませんでしたわ。あなたが使われているおもちゃの鞭とはぜんぜんちがいます」
 
フランシスは笑っていった。

「おもちゃかもしれないけど、あなただって十二回も打たれればきっと泣き出すでしょうね」    

「いいえ、そんなことはぜったいにありません」

 ミス・マーティンは小さな笑い声を立てた。

「あなたが十二回の鞭を黙って受けられないほうに十二組の手袋を賭けてもいいわ。わた
しが勝てば一組もらうだけでもいいのよ」

「その賭け、受けます。ちょうど手袋がほしかったところですし、勝つのはわかってますから。さあ、おもちゃを持ってきてください」

 ミス・マーティンはほがらかに笑った



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