Spanking Old Books |
抜粋 |
【ドリ−モ−トンの想い出】 ユ−グ・ルベル著 生田文夫・訳 富士見ロマン文庫 昭和55年発行 |
−少女時代の屈辱的体験− |
(中略) そんなわけで、これといった出来事もないままに、ひっそりとわたしの少女時代は過ぎていき、やがて十八の春を迎えました。
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【南北戦争】 ユ−グ・ルベル著 南悦夫・訳 現代文化社 昭和32年発行 |
−少女時代の屈辱的体験−(ドリ−モ−トンの想い出と同じ小説で年代、訳者が異なる) |
そんな平凡な明け暮れのうちに、私は十八の年を迎えました。身長は五フィ−ト四インチになり、肉附も良く、見掛けだけは私も一かどの女となつたわけです。私は単調で厳格な生活に嫌気がさし、しばしば我が儘から父の言うことにさからいましたか、父はまだ私を子供扱いにして、私が言うことを聞かない時には、彼の膝の上に載せて私のお臀をたたくばかりでなく、私が二十になるまではいつでも叩くからと申し渡されたものです。これは私の年頃の娘にとつては随分ひどく屈辱的なことでした。ことにいささかロマンチツクになり、男友達の一人でも持ちたい気持でいた私にとつては、一層堪えられない辱めだつたのです。
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【わが愛しの妖精フランク】 ユ−グ・ルベル著 中村康治・訳 富士見ロマン文庫 昭和55年発行 |
−フランクの成長期− |
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−フランシスとマ−ティンの会話− |
「すばらしいお尻ね、みごとに盛り上がって、しこしこしてる。わたしのお尻も大きいと思ったけど、あなたのほうがもっと立派だわ」
フランシスは目を異様に輝かせていった。ミス・マ−ティンは嬉しそうに笑った。 「あなたは子供のころ、お尻を打たれたことがある?」フランシスがとつぜん、さりげなく聞いた。 「ええ、しょっちゅう」 「まあ、ほんとう?」 フランシスはいかにも驚いたようにいった。 「寄宿学校で?」 「わたしは寄宿学校に行ったことがないんです。いつも、家で樺の枝鞭で打たれたわ。わたしは母が早くなくなり、父に育てられました」 そういって、ミス・マ−ティンは子供のときの鞭打ちの経験を話しはじめたのだった。 わたしはカ−テンの陰で、フランシスとミス・マ−ティンの会話を興味深く聞いていた。 ミス・マ−ティンは十歳のときに母を亡くし、父親に育てられたようであった。その父親はきわめて厳格で、少しでも悪いことをしたり、勉強を怠けると、お尻を裸にされて、樺の鞭でひどく打たれたものだった。 「十七歳までそれは続き、ときには父は血が出るほど、わたしを打ちました。でも、わたしは我慢強く、ほとんどどんな場合も泣きませんでしたわ。あなたが使われているおもちゃの鞭とはぜんぜんちがいます」 「いいえ、そんなことはぜったいにありません」 「その賭け、受けます。ちょうど手袋がほしかったところですし、勝つのはわかってますから。さあ、おもちゃを持ってきてください」 ミス・マーティンはほがらかに笑った。 |
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