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第八章 ・ 仕置かれ娘 |
トーバート家ではたくさんの種類のペットを飼っていた。犬、猫、セキセイインコなど所狭しと飼育していた。
これらはすべてジェシカのおねだりで買ってやったものだ。家計を逼迫するため、両親は余り気が進まなかったのだが、兄弟姉妹がなく、ひとり娘に寂しい思いをさせたくないとばかり、ついついペットの数も増えていったのである。
ところが、餌を買ってきて与えたり、糞の後始末などはすべて母親が行っていた。そして母親のいないときには父親がそれを代行していた。
娘のジェシカはただ一緒に戯れたり、遊んだりするだけで面倒くさいことはすべて両親に任せっきりだったのである。
新しい年が明けた1月中旬のこと。
父親のマイケルは仕事でフランスのパリに長期出張していた。そして母親のアンは、毎年恒例の社内旅行のため、1泊2日で家を空けることになったのである。アンは、不在中だけでもペットの面倒をよくみるよう娘に言いつけておいた。
2日後、帰宅した母親は憤怒した。糞は巻き散らかり、餌も与えなかったせいでペットたちは衰弱し、特に愛犬のトムは空腹のためにこれまでに聞いたこともないような奇声を発していた。そして、娘のジェシカは門限を過ぎてもまだ帰宅していなかったのである。
ジェシカが帰宅したのは、夜の11時を過ぎていた。
玄関に入るなり、母親の鬼の形相と対面した娘は、恐怖のあまり、身を竦ませてしばらく突っ立っていた。
そして母親に叱られるふたつの原因もよくわかっていた。
「 ジェシカ!! 今すぐわたしの部屋に付いてきなさい」
「 あぁ~ママ、御免なさい・・まさか・・また・・」
「 そう。そのまさかよ。ママは決めたの。あなたがハイスクールを卒業するまでは、悪い時にはかならずお仕置きするってね」
「 御免なさい。あたし、たった2日間のことだから面倒臭くって。それにトムたちも空腹のほうが餌の有難味もわかるんじゃないかと思って」
「 あなた、一体何を言っているの!!! 」
突拍子もない娘の言い訳に激怒した母親は、ジェシカの右耳を掴むと、引きずるように自分の部屋まで引っ張って行った。
「 あぁ、やめて~~、痛ぁ~い!!」
「 お黙り。それなら、さっさと歩きなさい!!」
ジェシカが母親の部屋に入ると、そこには柵に囲われた室内用の檻の中に、飼っているすべてのペットが集められていた。
それはソファーの右側にあり、ソファーに腰かけた母親の膝の上に娘をうつぶせにのせると、ペットたちがちょうど真後ろから尻を眺められる位置に配置されていたのである。さらに多種多様の動物たちは一様に、ソファーの右側のほうを向いているのだ。
「 さぁ、ジェシカちゃん。門限破りとペットの世話を放棄した罰よ。お尻をだしてママの膝の上におのりなさい」
「 あぁ、ママ~、許して。もうこれからは気をつけますから~」
「 ジェシカ! 早くお尻をだしなさい!」
「・・・・・」
「 お尻をだしなさい!!」
ジェシカは母親のあまりの剣幕にすっかり折れてしまった。
それとこのたびの行いは正直言って、当然の処置と思えるほど自分でも悪いことをしたと自覚していたのである。
それだけにほとんど抵抗もせず、母親の膝の上にうつぶせにのると、ミニスカートをまくり上げられ、パンティもおろされて、豊かに成熟したお尻をまるだしにされた。さらに下腹部にかさ高のクッションを敷かれたためにジェシカのお尻は限りなく丸みを帯び、エロチックな曲線をえがいて空中にこんもりと盛りあがった。恐怖と緊張で気づかなかったが、ここでジェシカは初めて真後ろから、トムたちに眺められている現実に気づくのだった。
「 ママ~、こんなの恥ずかしくっていやよ~、お願い、あの子たちに見せないで」
「 さぁ、トムたち。今からあなたたちを苦しめたお姉さんをたっぷりお仕置きしてあげますからね。そこでよ~く見てなさい」
「 あぁ~ん、ママ~、あたし、恥ずかしくって我慢できない、こんなのいやですぅ」
ジェシカは恥ずかしさの余り、たたかれる前からお尻を左右にくねらせていた。
しかし、母親のほうは平然とした口調で、娘の尻の割れ目のあたりを人差し指で軽くたたきながら、
「 かわいい子たち。よく見ておおき。ここはね。ちょうどあなたたちが糞をするところなの。人間界ではね、悪いことをした子供たちは、こんなに恥ずかしい場所をパチパチたたかれるのよ。ほんとうに人間でなくてよかったわね」
「 ママ~、もうやめて。うしろの子たちに見せないで~、お願い!!」
ジェシカは恥ずかしさの余り、手で顔を覆っていた。
しかし、顔を覆ったところで尻をまるだしにされて、真後ろから見られている現実からは逃れようもなかった。
もとより早熟だった娘は17歳になった今、肉体だけは完全に成熟しきっていた。
母親のアンも、これがわが娘かと思うほど、見事なまでに美しく成長した身体だった。これであとは中身が熟せば完璧なのだ。しかし、そのためにはたとえ娘に嫌われてでも、半熟の中身を完熟に導くべく、鬼にならないといけないと覚悟を決めていたのである。
そして、青春の香りが漂う美しい尻に母親の平手打ちが炸裂した。
パチン! パシン! パァーン! パチーン!
「 あぁ~、痛ぁ~い、ママ~、許してくださぁ~い」
パシーン! パチーン! パァーン! パチン!
ジェシカは、お尻をふりふり、両脚をバタつかせて泣きながら赦しを乞うていた。
しかし、母親の平手打ちはますます強みを増し、肉附き豊かな若い肉体を容赦なく折檻した。
パチン! パシン! パァーン! パチーン!
ジェシカは、飼っているすべてのペットと意思の疎通ができていた。口で喋れないまでもお互いの心はしっかり通じあっていたのである。
それだけに真後ろから尻を見られているのは、まるで小さな子供にお仕置きの現場を見られているのと同じくらい、恥ずかしいことだった。
パチン! パシン! パァーン! パチン!
「 あぁ~、どうして大人たちはみんな、あたしのお尻ばかりたたくの? あぁ~ん、痛ぁぁ~~い!」
「 それはあなたが悪い子だからよ」
そして最後の仕上げは10打のベルト打ちだった。
ピシー! パシー! ピシー! パシー!
こうして、ジェシカはペットに見守られながら、掌とベルトで100発もお尻をたたかれて罰を受けた。
折檻が終わったあと、ジェシカの美しいお尻はまるでお猿さんのように真っ赤に染まっていた。
この出来事をきっかけにジェシカは、少しでも過ちをおかすたびに母親からたっぷりとお仕置きをされた。
いつも母親の膝の上に俯きにのせられ、パンティもすっかり下ろされて、パチン、パチンとお尻をたたかれるのだった。
18歳になってもそれは続き、肉体的に完熟していた若い娘にとっては堪えがたいほどの屈辱だった。
しかし、その回数もしだいに減っていった。
罰の理由は様々だったが、アンはひとつのことを根気強く、徹底的に仕込んでいった。
厳しく叱っても頭でわからない場合には、尻からたたき込んでいったのである。
そして、たとえ多忙であっても必要とあれば、1日に2回のお仕置きも厭わず実行したのだ。
こうしてジェシカは外見だけではなく、本当の意味でしだいに大人になっていった。
夫のマイケルはたまに妻に語りかけるのだった。
「 ところでアン。最近、ジェシカも立居振舞がすっかり大人っぽくなってきたな。一体、どんな魔法を使ったんだ?」
「 魔法? そんなものありませんわ。 あなたの知らないところでね、わたしは血のにじむ努力をしていたのよ」
アンは、夫には娘のお仕置きのことを内緒にしていた。
まさか、こんなに成熟した娘の尻をひっぱたいているなど、たとえ夫といえども男性には言えなかったのである。
それからさらに日が過ぎ、ジェシカのハイスクールの生活も残り1年を切っていた。
娘がほんとうの意味でほぼ完熟したと悟ったアンは、しつけに関わる自分の仕事はもう終わったと感じていた。
そのとき、アンは脳裡にある人物の顔が思い浮かぶのだった。
それは、2年前に校長室で面談したあのエドウィン・ダンであった。
アンは、恐らく彼と出会わなかったら、娘のほんとうの意味での成長はなかっただろう、と思うのだった。
そこで、感謝の意を込めて、ダン校長に御礼の手紙を書くことにしたのである。
あまり文章を書くのは得意ではなかったが、今の自分の気持ちを偽りなく、できるだけ正直に手紙をしたためた。
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