The Introvert

 ローラの初仕置






それは、一週間が過ぎた夕刻のことだった。

ローラは、学校の友だちに会いに行くと言って外に出かけていった。

この日、彼女は百貨店で買ってやった赤いミニスカートと白のハイソックスを身に着けていたのだ。

わたしは、門限の七時にはかならず帰ってくるよう、厳しく言いつけておいた。
ところが、ローラは七時になっても帰ってこなかった。どうやら自分が主人公になってビデオのシーンを実演したいに違いない。

わたしは、股間を膨らませながらロ−ラの帰宅をひたすら待っていた。
しかし、こどもが悪さをすれば、すべての大人が尻をたたくとでも思っているのだろうか?

その辺はよくわからなかったが、とにかくこの小さな冒険者の希望を十分に叶えてあげるつもりだった。
それはわたしの長年の望みでもあったからだ。

定刻から三十分が過ぎたが、それでもまだ戻らなかった。
ひょっとして、深夜に帰宅するつもりなのか? たしか、ビデオのストーリーではそうだった。

わたしは、心底から心配になってきた。そして、こんないたずらをしでかす小娘に真剣に腹が立ってきた。

窓から外の景色を覗いてみると、電柱の陰にひとりの少女が見え隠れしていた。それは、ローラだった。
よくみると、何度も腕時計を確認しているのだ。
どうやら、彼女は時間稼ぎをしているらしい。

これをみて、彼女の目的を確信したわたしは、もはや躊躇することなく、ローラをお仕置きすることにした。

その間にも、ローラのまえを通りすがる通行人たちが、美しい少女の風貌にうっとりと見惚れているようだった。
わたしは彼女が心配でたまらず、早く戻ってくるよう心の中で叫んでいた。

それから、更に三十分が過ぎてやっと帰ってきた。もう定刻の門限から一時間を経過していて、外の景色はすっかり暗くなっている。

わたしは、厳しい面持ちでこのいたずら娘を玄関で出迎えた。
ローラは、すまなさそうに俯きながら、瞼を閉じて恐る恐る演技を続けている。


「ローラ! あれほど言いつけておいたのに、きみはわたしの言うことが聞けないようだね」

「あぁ、ごめんなさい。ついつい遊びに夢中になって・・・おじさん、お願いだから許して」

「いや、許すわけにはいかない、おじさんは普段は優しいが、きみが悪いことをしたときには罰を与えるつもりだ」

「罰」という言葉を発した瞬間、ローラは驚いた表情をみせた。
そして、両手を後ろにまわすと、スカートの上から自分のお尻をかばうふりをした。

どうも、このお仕置きの環境作りには、わたしのほうが子供にリードされているようだ。
わたしは股間で歓ぶ一方、迫真にせまった演劇少女にいささか呆れていた。

「さあ、おじさんに附いてくるんだ。今夜はたっぷりとお仕置きしてやる!」

わたしは、ローラを彼女の部屋に連れていった。そして、娘がいたずらに使った椅子に腰をかけると、右側にローラを呼び寄せた。
すると、目線が低くなったために、娘の赤いミニスカートの下から白いニッカ−の股の部分が覗けてみえた。

うっすらと小麦色に日焼けした健康的な太腿。その対照も鮮やかに、膝小僧を隠すまで長く伸びた白のハイソックス。

これぞ、わたしが長年想い描いてきたお仕置きされる少女の姿だった!


「ローラ!
いたずら娘たちがどんな風にお仕置きされるか、よく知っている筈だ。 さあ、 おじさんの膝の上に俯伏せになりなさい」

「あぁ〜ん、おじさん。お願いだからあまり強くぶたないで」

ローラはすっかり観念した様子をみせた。
しかし、ここでお転婆娘は自分でミニスカートを捲りあげると、ニッカーに手をかけてそれを膝までおろしたのだ!

わたしは仰天した。
余計な神経を使う手間を省いてくれたのは事実だが・・・正直なところ、ひとつの楽しみを奪われたような気持ちだった。

しかし、育ち盛りの初々しい肉体が、わたしの膝の上に長々と預けられたとき、わたしの一物は張り裂けるほどに勃起していた。

ローラのお尻を見るのは初めてではなかったが、いざ目の前で眺めてみると、その美しさにあらためて感動した。

よく引き締っていて、この年頃の少女しか所有することのできない、思春期独特の膨らみだった。

まだ、完全に成熟してはいないが、それがむしろ新鮮だったのだ。

「さあ、ローラ! じっくりと痛みを噛みしめながら、反省するんだ」

わたしは、説教がましく言うと、右手を高々と振り上げ、丸々とした膨らみに最初の一撃を放った。

パシーン!

その瞬間!  わたしは感動の余り戦慄を覚えた。

それまで自分の尻を叩いたことはあったが、それとは違ったもっと鈍い音で、しかも湿ったような音色だった。
それは少女のお尻の肉づきのよさを反映した、まさに美音だった。

わたしはせっかんを続けた。


パシーン! パチーン! パァーン! パァーン! パチーン! パシーン!


「あぁ〜ん、いたぁ〜い、ごめんなさ〜い。もう二度としません」

「だめだ。きみはマドレーヌにいるときも同じ台詞を言ってたね、そんなことで許しはしないよ」


パシーン! パチーン! パァーン! パァーン! パチーン! パシーン!


「いやぁ〜、もうお尻をたたかないでぇ〜、だって、とってもいたいの、あぁ〜ん、いたぁ〜い」

ローラは、泣き叫び、両脚を交互に蹴り上げながら、身をよじらせて抵抗したが、それらは私の昂ぶる欲情にますます拍車をかけた。


パシーン! パチーン! パァーン! パァーン! パチーン! パシーン!


こうして、わたしは六十回の平手打ちを与えてお仕置きから解放してやった。


しかし・・わたしはこのときの感動と興奮をうまく表現する術を知らない。
いやむしろ、これがもっとも私の感情を表わした適切な表現なのかも知れない。

とにかく理性を失いかけるほど、わたしの欲情は狂おしく昂ぶっていたのだ。


このあと、自分の部屋に戻ったわたしは、煙草をのみながらひたすら昂奮を抑えようと努めた。


暫くして、落着きを取り戻してくると、さっきのお仕置きの場面をいろいろと回想してみた。


ローラがみずからお尻を出したのは、きっと私がスカートのうえから叩くと思い込んでいたに違いない。自分の欲望を満たすためには、あのとき、わたしが発した言葉や状況からして、まさにグッドタイミングだったのだろう。

どうやら、これはかなり周到に準備された計画のようだ。

六十回たたいたのは、定刻より遅れた時間が六十分なので単純にその回数にしただけだった。しかし・・・
これは私たちの間でやがてお仕置きのルールとなっていった。つまり、何分遅れたかその時間に正比例して打擲回数が決められるのだ。

ローラがお仕置きを期待するなら、あまり褒められたルールではなかったが・・・。

それにしても、望めばいつでもローラのお尻を目の前で眺められると思うと、明日からの生活が楽しみで仕方がなかった。

しかもローラはまだ思春期だ。この先、どんどん大きくなっていくだろう。
ローラが幾つになるまで膝にのせるかは、まるで見当もつかなかったが、とりあえず当分の間は楽しめそうだ。

娘の成長を目で味わいながらお仕置きする。これこそ永遠の夢だった!

わたしは、まるで少年のように時めいていた。



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