☆老紳士と娘☆

娘の成長記録


それ以来、わたしは娘からお仕置きの一部始終を詳しく聞きだすことができた。

彼女の家庭は、母親がきわめて厳格で、どんな小さな粗相も見逃さないという。門限、長電話、反抗的な態度などはもちろん、細かいエチケットにまで及んでお仕置きの口実にされているようだ。

娘のお仕置きのストーリーについては、誠に勝手ながら省略させていただきたい。
何故なら、回数が多すぎて、ここにはとても書ききれないからだ。

娘の弁解では、反抗期になって、親に口答えをする回数が増えた分だけ、膝にのせられる回数も比例して増えたという。
小学生のときに月に二、三回だったのが、むしろハイスクールになってからは、月に五、六回の割合でお尻をたたかれているのだ。

特筆すべきは父親の役割だった。娘が母親にお仕置きされている現場を写真におさめているという。「娘の成長記録」というタイトルで、コメント付のアルバムに収集しているらしい。彼女の幼児期から始まったアレバムコレクションは、いまではもう100冊にもなっているそうだ。

わたしは娘に同情しながらも、両親の正当性を認める立場を取った。
なぜなら、両親のしつけの非を認めてしまうと、ときめきの「尻物語」は終ってしまうからだ。


「 パパは自分で現像できるのよ。それに写真だけじゃなくて、最近はビデオにも録画されるの。テープには同じタイトルをつけてるわ。でも、泣き声やお尻のミュージックまで録音されるでしょ、とってもいやなの」

「 パパが写真を撮ったり、ビデオに録画するのはお仕置きだけかね?」

「 いいえ、日常の生活すべてよ。でも、お仕置きだけは撮って欲しくないわ」

「 そうだね、写真や録画はあまり褒められたもんじゃない。でも、パパはきっと可愛い娘が成人する日を楽しみにしてるんだよ。・・ところで、もしリンダちゃんがよければ、その写真とかテープをおじさんに見せてくれないか? できれば一番、最近のがいい」

「 ・・・いやだわ、あたし。だってお尻をまるだしにされてるのよ、それに・・真っ赤なんだもん」

「 あの、リンダちゃんがいやなら別にいいんだよ。ちょっと調べたいことがあったんでね」

「 おじさま。あたしが嘘をついてるって思ってるんでしょ? じゃあ、いいわ、見せてあげる。でも、おじさま。とっても失礼ですけど、そのお年で、あたしのお尻を見て興奮しないでね」

「 ははは、ひどく興奮するかも知れないぞ。リンダちゃんのお尻は若くて魅力的だからね」


そう言ってわたしは、右手で娘のわがままな尻をたたいてやった。

 パン!

「 あぁ〜ん!」


翌日。娘は約束した物を持ってきた。テープのほうは流石に恥ずかしかったようだ。アルバムもそれ自体は持ち出せなかったらしく、五枚の写真を抜き出していた。

娘は恥ずかしそうにそれを手渡すと、探るようにわたしの顔を覗き込んでいた。

わたしは平静を装っていたが、そのときの興奮といったらなかった。

写真はわたしの言いつけどおり、一番新しいものだった。日付は三日前だし、タイトな黒のミニも同じ日に娘が穿いていたものだ。
デジタルも打刻されているので、お仕置きの順序や時間のスパンもよく読み取ることができた。

一枚目。母親にお説教を喰らっている場面だ。娘はまるで別人の様だった。親や先生に叱られている小さな子供の表情になっている。

二枚目は自分でスカートをまくりあげ、パンティをおろしている写真だ。以前、解説したトイレのシーンと同じだった。

そして三枚目は膝の上で厳しくお尻をたたかれていた。真後ろから写しているが、わたしの遠い記憶と重なりあう場面だった。
母親の表情は厳しかったが、娘にそっくりの美しい女性だ。娘は女の子には珍しく母親似のようだ。

それにしても、娘のお尻の魅力的なことといったらなかった。ムッチリした豊かな膨らみは、想像にも増して大きく、青春が匂うばかり艶やかな曲線を描いて盛り上がっていた。その白さと美しさはまさに芸術作品の逸品だった。

四枚目はよく似た場面だが、すでに娘の大きなお尻は真っ赤に染めあげられていた。それに少々、両脚を蹴り上げているようだ。
三枚目と四枚目のデジタルを比較すると、かわいそうにたっぷりとたたかれたようだ。

最後の写真は、真紅色になった尻を晒したまま、部屋の隅に立たされていた。そのうしろでは母親が書物を読んでいたが、どうも娘が借りていた本に間違いなかった。教育する側の手に取られて、逆に利用されてしまったに違いない。


「 これで、あたしの話が嘘でないってことがよくわかったでしょ?」

「 ああ、よくわかったよ、それにリンダちゃんは発育がよすぎるから、こんなお仕置きは辛いってこともね」

「 そうなの。こんなに大きくなったお尻を子供のようにぶたれるんだもん。おじさまの経験を活かして、なんとか、あたしをお仕置きから救って欲しいの」

「 ちょっと考えてみよう。しかし、リンダちゃんの親がわたしの子供なら、すぐにでもやめさせてあげるんだがね・・・」

「 え〜、それって、あたしのお爺さんってことでしょ? 前にあたしに言ったことと矛盾してない?」

「 あ! つまり・・・そういうことか、 ははは、リンダちゃんには負けたよ」


そう言って、わたしたちは、顔を見合わせて大笑いした。

Menu Page Next Page



Top