Secret Book
娘の告白 |
小説を書くにはできるだけ複数の情報源があったほうがいい。わたしは妻の話だけでなく、娘の話も聞きたかったのだ。 妻はたまたま駅のホ−ムで娘とバッタリ会ったらしい。それでいろいろ話をしているうちに娘がハイスク−ルを卒業してから、ふたりが恋人同士の関係になったこと。ふたりが授業中のお仕置きをなつかしんで、いまでもそれが続けられていることなどを聞き出してくれた。 これでわたしの「仕事」の環境が十分に整ったわけだ。 わたしは娘とふたりだけで会うことになった。妻が同席すると、どうも話がしにくいし、娘のほうもベビ−先生が横にいると話づらいと思ったからだ。 娘と会うのは一週間後だ。 その間というものは、わたしは出勤してもまったく仕事に集中できなかった。会社のほうは決算期で多忙だったが、何しろ数字の3を見ただけで真上からみた娘の尻に見えてくるのだ。それが
3lになると娘がケインで打たれる場面を想像してしまった。まったく馬鹿な男だ。夜は興奮して寝つきも悪かったが、なんとか無事に一週間が過ぎていった。 さわやかな晴天の日。 わたしたちは、待ち合わせた喫茶店の中で向かい合っていた。 「
初めまして、マイケルです。あの家政婦をしていたおばさんの夫です」 「
わたし、キャロルといいます。おばさまには本当にお世話になりました」 目の前で見るとますます美しい娘だ。それに気品があって、しっかりした顔だちをしている。声も娘らしく澄んだ高音だ。 わたしの言葉でいうなら、まだまだ「おしおきのよく似合う年頃」だ。 「
さぁ、何から話をしょうかね〜? 君のような若い女の子と話すのは久しぶりでね・・初めて会って、こんな話・・ 「
おじさま。お会いするのは2回目だわ」 「
何だって? 」 「
もう〜おとぼけになって。ビ−チでお会いしたわ」 「
おお〜、そうか、そうか、忘れてたよ。たしかそうだったな、へへ・・」 わたしは突っ込まれて焦った。なんでもハッキリものを言う娘のようだ。 「
おばさまから全部聞いているの。わたしのおしおき体験でしょ? それで小説を書くってことも」 「
そうなんだよ。変な話だと思うだろうが、ひとつ協力をお願いしたいんだ」 「
いいわ。だっておじさまには、ビ−チで全部見られてしまったわ。胸もおへそも。きっとお尻も見られてるわ。当然よね?
だからおしおきの話だって何も隠さずヌ−ドになるつもりよ」 「
わかりやすい表現だね。じゃあ、おじさんのほうも遠慮せず質問責めをするよ」 「
いいわよ。どんどん聞いて頂戴。それにね、おばさまからお聞きになられていると思うけど、あたしってMなのよ。だからおじさまの責めを受けてもいいわ」 「
それは聞いてないなぁ〜。よし、わかった。じゃあ、容赦しないよ」 娘はわたしが話しやすい環境を設定してくれたようだ。自分の恥ずかしい体験なのに、自らリ−ドしてくれている。 「
君はウィリス先生にどんな理由でおしおきされていたんだ?」 「
いろいろだわ。宿題をしなかったり、言葉遣いが悪かったり、わがままだったり、それに・・え〜と・・ 「
テストの点数が悪かった・・ってとこかな?」 「
いいえ、それはなかったわ。点数はあくまで結果で、その原因を作っているのが過程だっておっしゃってたわ。だから過程の段階で悪いときはたたかれたけど、結果を理由にして二重におしおきされることはなかったの」 「
流石だね、立派な教育学を持っていたわけだ。ところでだね、おしおきされて悔しいとか、屈辱は感じなかったかい?」 「
感じたわよ。もう悔しくって、悔しくって。最初のころは夜も眠れずに泣いてたわ」 「
でも、それがしだいに慣れてきた?」 「
慣れるってことはなかったわ。むしろ体が大きくなればなるほど・・もっと具体的に言えば、お尻が大きくなればなるほど屈辱的だったわ」 「
抵抗はしなかったのかい?」 「
たまにしたけど・・でも・・自分はまだしつけをされる子供の身分だって諦めてたの」 「
ハイスク−ルになってからもお仕置きされたって、ほんとうかい?」 「
ほんとうよ。だって先生ったら、いつまで経ってもわたしを小さな子供扱いするの。姿勢だって、いつも膝のうえに俯きにのせられたわ。それでパチン、パチンよ」 娘の丁寧な言葉遣いにも気に入った。きっと母親やベビ−先生からみっちりと躾けられたに違いない。 「
君がさっき言ったM性のことだが、その原因は先生のおしおきかい?」 「
きっとそうだわ」 「
そのなかでも何か特別なきっかけがあったとか?」 「
特別なきっかけはないわ。たぶん日々の積み重ねだと思うの。でもハッキリと自分の体のなかにM性が芽生えていることを自覚した日があったわ」 「
そこのところをできるだけ詳しく教えてくれないか?」 「
かなり長くなるけど、喋ってもいい?」 「
もちろんだよ。おじさんはその間、メモを取っているからどんどん話を続けてもらおうか」 わたしはまた煙草に火をつけた。何しろおしおき話も刺激的だが、顔をみているだけで勃起してしまいそうなセクシ−な娘だ。 そのあと、娘のおしおき話は延々と続いた。その内容はとても新鮮で魅惑的なお話だった。 |
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