Big Daddy

丸裸のおしおき





二階の部屋では、トレイシーが全身を震わせて、すすり泣いていた。

今まで、父親をこれほど恐いと思ったことはなかった。

そして身の竦む叱責と、子供同然のお仕置きを思い浮かべただけで気が狂いそうだった。

やがて、階段を上がってくる父親の足音が聞こえた。
恐怖の足音は次第に間近に迫ってきて、トレイシーの胸の鼓動は今にも張り裂けそうになっていた。


目と目を合わせた父と娘は、今までに見たことのない表情をお互いに感じ取った。

父は、怒りと失望と疑念が入り混じった複雑な表情だった。
そして娘は、恐怖と不安と後悔に苛まれた、何とも魅惑的な表情になっている。


「あぁ〜ん、パパ、ごめんなさい。もう決してしませんから〜、きつく叱らないで〜、だって、あたし、とっても恐いの、あぁ〜ん」

「・・・・・・」

「パパ〜、何とか言って! ねえ、お願い! あぁ〜、パパを裏切ってごめんなさ〜い」

娘はまるで親に甘える小さな子供のように泣き叫んでいた。


「トレイシー!
パパは言ったはずだぞ。お土産はいい子にしかあげないと」

「あぁ〜、パパ、どうか、許してください」

「それよりもおまえ・・裸のままで恥ずかしくないのか?」

トレイシーは我に返った。
父の叱責に怯えるあまり、すっかり自分が裸のままでいることを忘れていたのだ。

あわててパンティを身に着けようとしたとき、父親のお仕置きが宣告された。


「トレイシー、下着は必要ないんだ。お仕置きが終わるまではな」

「いゃぁ〜、パパ、お仕置きだなんて・・なにかほかの罰にして!」

父親はそれには答えず、三日前に購入した大きなパドルをバッグから取り出した。


「さあ、トレイシー、これが悪い子のお土産だよ」

「い、いやよ、そんな大きなパドル、それであたしをたたくつもり?」

「そうだ。これは子供の尻の大きさに合わせて作られているのさ。十八歳児用でね、おまえに使うのは最も大きなサイズのものだ」


トレイシーは恐怖に怯えながらも、今の言葉に怒りと屈辱を感じた。


「さあ、トレイシー! ベッドに四つん這いになって、お尻をだしなさい!」

「あぁ、パパ、頬を打ってもいいわ! だから、お願い! お尻なんてたたかないで!」

「ぐずぐず、言うんじゃない! 早く大きなお尻を出すんだ!」


トレイシーは哀願を諦め、ベッドの上に四つん這いになると、素直に恥ずかしい姿勢を取った。


「思い切り、歯を食いしばりなさい!」


パシィー! パァーン! パシーン! パチーン!


「あぁ〜ん! いたぁ〜い! いたぁ〜い! 許して〜!」

「この痛みをたっぷり味わって、二度と同じ過ちを繰り返すんじゃない!」


パシィーン! パァーン! パチーン! パシーン!


「あぁ〜ん!ごめんなさ〜い! いた〜い! いたぁ〜い!」


こうして娘は五十回のパドル打ちを受けた。艶々とした美しいお尻は、もう真っ赤に腫れ上がっている。

しかし、お仕置きはこれで終らなかった。
ジエームズは一度、自分の部屋に戻ると、同じ日に購入したケインを持って、また戻ってきたのだ。


「さぁ、トレイシー! これからがほんとうのお仕置きだよ」


体をねじって、後ろを振り向いた娘は、驚きと恐怖に震えあがった。


「いやぁ〜! そんなもので打たないで〜! パパ、お願い! やめて〜!」

「だめだ。今夜のおまえの行いは、ケインに値する。さぁ、もう一度、歯を食いしばるんだ!」

「やめてぇ〜! もう、十分反省しましたから、そんなもので・・

この言葉が終らないうちに最初の一撃がムッチリした膨らみに振り落とされた。


ビシィー!

「ひぃ〜!」 

バシィー!

「あぁ〜ん、いたぁ〜い! もう、やめて〜、あぁ〜!」

「トレイシー! まだ、おまえに言ってなかったが、スクールで体罰に同意する変更手続を取ってきたんだ。これくらいで泣き喚いていたら、クラスメイトに笑われるぞ!」

「い、いやよ、そんなの! パパのお仕置きだけで十分だわ!」

「パパのお仕置きは、スクールで素直に罰を受けれるように、尻に免疫をつけてやるためなんだ」


 ビシィー! パシィー! パシィーン!

「いたぁ〜い! いたぁ〜い! もう許してぇ〜!」


こうして娘は、十打のケイン打ちを喰らった。
父親としては、まだ物足りなかったが、娘のお尻がもう真紅色に腫れ上がっていたので、これで放免してやることにしたのだ。

トレイシーはベッドの上で、真紅に染まった尻を曝したまま、泣き叫んでいる。

ジェームズは、予め用意していた炎症止めのクリームをポケットから取り出した。

そして、痛々しく腫れあがった娘のお尻にそれを優しく塗ってやった。

しかし、この行為はパドルやケインで打っていたときと違って、異性としてはかなり気がひけるものだった。

すっかり女らしく成熟した、豊かな膨らみを眼の前にして、ジェームズは、ただひたすら後悔に苛まれるのだった。


(ああ! もっと早く、この子をしつけるべきだったんだ)


そして、向きを直した娘をしっかりと抱きしめた。

その時、娘はせっかんされた尻と同じくらい、美しい頬を真っ赤に染め上げていた。



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